京都市にて瓦棒屋根施工

先日、京都市にておこなった屋根工事の様子です。

Before

After

今回屋根塗装に使用したのは「コールタール」という珍しい塗料です。

コールタールは、石炭を材料とする塗料で、昔から木や金属の錆止めを目的として使用されていました。近年では、サイディングボードの外壁やALCの外壁が増え、金属素材であるトタンはほとんど使用されなくなりましたが、コールタールの塗装が最も効果的な素材は、今回のようにトタンなどの金属外壁です。

黒い液体でタール臭があり、塗装後の色は黒と決まっております。また、強い防腐効果、防錆効果があるため金属や木材に対して高い効果が期待できます。

特に、トタン屋根のような金属素材に対しては、樹脂製の塗料よりも高い防錆効果があるといわれています。また、コールタールには虫よけの効果もあり、農家で使用している納屋などにもよく使われる塗料です。

以上のように、耐久性が高くコストが安いため非常にコストパフォーマンスに優れた塗料なのですが、黒色しかない・強い臭みがある・施工のしにくさから、取り扱いが難しい塗料でもあるのです。特に、現在はカラートタンなどのように美観が非常に重要視されていることから、美観を変えることができないコールタール塗装を選ばれる方は、徐々に減ってきています。

独特の粘り気を持っているため、施工できる職人も限られているのですが、コールタール塗装にご興味を持った方はぜひ弊社にお気軽にご相談くださいませ。

この度は、西出瓦施工にご依頼いただき誠にありがとうございました！