京都市西京区にて瓦屋根補修工事

Before

After

今回ご依頼を受けたのは築年数4~50年ほどの借家物件です。

シミなどは見当たらないようでしたが、雨の日に屋根からポツポツと雨音が聞こえるとのことでした。

今回は施主様のご要望で葺き替え工事はせず、割れ瓦の差し替えやコーキング補修、ズレの調整をおこないました。

Beforeの写真のように、全体的に瓦がずれてしまっていたので全面的なズレの調整をラバーロック工法にて施工いたしました。ラバーロックとは、瓦同士をコーキングで固定する工法のことです。瓦同士の結束力が高まることで、地震の際に瓦がズレが生じなくなり、瓦の落下や倒壊の危険を低減することができます。
今回のようにズレが広範囲に及んでいる場合、隙間から雨水が侵入し雨漏りに至るケースがよくあります。また、地震や台風などの際は瓦が落下するといったことも。そうした被害を未然に防ぐために、ラバーロック工法で瓦を固定するのは有効的です。

今回に限らず、今回のような古い瓦屋根の多くは瓦自体が劣化してしまい、とても脆くなっていることが多いです。
屋根の作業中に足で踏むだけでも割れてしまうということもよくあります。経年劣化した瓦は軽石のように脆くなってしまっているため、雨風など外的要因にさらされていると簡単にずれてしまうのです。もちろん、慎重に作業をおこないますがこのような段階まで劣化が進んでしまうと、部分補修や簡易補修ではなく葺き替え工事を行うのが理想です。補修でも雨漏りはおさまりますが、一時的な修繕となるため数年後に劣化が進んでいる別の箇所からまた雨漏りが起こってもおかしくないのです。

この先も長くお家を大事にしたいという方は、葺き替え工事をして雨漏りのリスクや屋根の不具合を完全に取り除いてあげることをおすすめいたします。

瓦屋根は、築年数または前回のメンテナンスから30年が経ちましたら一度屋根業者に点検してもらいましょう。雨漏りなどが発生していない場合にも、瓦の割れやズレなどの破損、雨樋の経年劣化は放っておくと雨漏りにつながります。点検の際にご自宅の屋根の状況を確認し、その場で不具合を修繕することで大きな被害に発展せず、結果的に安くお家の状態を保てるというわけです。

雨漏りが発生していなくても、築年数や前回のメンテナンスから年数が経っているという方は一度点検されてみてはいかがでしょうか？

この度は、西出瓦施工にご依頼いただき誠にありがとうございました。
京都市の屋根工事・雨漏り修理は西出瓦施工にお任せください！